投資 相場で勝つ心掛けとは?トップトレーダーから学ぶ
投資にはいろいろな手法があります。そしてどの手法にも、勝てる人と勝てない人がいます。100人が挑戦すれば100人とも勝てるというような絶対に勝てる手法というものは存在しません。
絶対がないところで勝っていかなければなりませんから、勝つための心掛け、勝ちやすい心掛けを常に追求していく姿勢が重要になってきます。そこでトップトレーダーから学ぶ相場で勝つための心掛けをまとめました。
1.彼らは儲けられるという確信を持つまでは、何回でもこれからしようとする行動を心の中でリハーサルします。この時に、成功することを確信し、成功するためには何が必要であるかをつきとめます
投資家専門の心理学や投資法の指南役として世界的に有名なバン・K・タープの言葉です。
あなたも「心の中でリハーサルをする」それを今ここでやってみましょう。いまそれができたとしたら、あなたはすでに投資やトレードの勉強をずいぶんしていらっしゃる方ではないでしょうか。
よく知らないものを心の中でリハーサルすることはできません。リハーサルをするためにはその前に心の中に詳細にありありと思い描けるくらいに深い勉強や研究検討をする必要があります。それなしにリハーサルはできません。
トレーダーは投資をする際に、こうなったらこうする、ああなればこうする、というようなパターン練習や、それを可能にするための調査や情報収集を沢山しているということが、この言葉からうかがえます。
特に損切をしなければならない時には、前もって損切のルールを決めリハーサルをしておかないと「損を確定する」という痛みを伴う行為にはなかなか踏み切れないものです。痛手を適切に処理できなければ、次のチャンスに向かうことができません。
また、リハーサルを徹底してやっておくことで、投資において自分がやるべきことがしっかり見えてきます。やるべきことが分かっていれば、迷うことが減って、安心感と自信が出てきます。
2.成功の事例に決まったパターンはありません
こうすれば成功するというパターンはなく、あなただけの成功手法があるはずだと言っています。誰かの投資法をそっくり真似たからといって勝てるわけではないということです。100人の投資家がいれば100通りのやり方があると言ってもいいと思います。ある人が連勝する手法を他の人が真似ても連勝できないというようなことが起こるのは、性格や好みの違いがそこに反映されてしまうからです。
「雨が降った、やったチャンスだ」と感じる人と、「雨が降った、嫌だな」と感じる人とが同じ手法でやっても運用成績は同じにはなりません。前者が勝ちやすい手法と後者が勝ちやすい手法は異なります。短気な人、のんびりした人、コツコツ真面目な人、元気で大雑把な人、みんなが1つの手法で同じ勝率を上げられるほど単純なものではありません。だからこそ、やりがいがあるとも言えます。みんなが同じ手法で同じ勝率を上げられるとなれば相場の世界は成り立たなくなります。
投資を始める前には、いろいろなことを勉強すると思います。そして投資を始めてからもそれは続きます。
投資という行動を起こす時には、それなりの方法を検討してやっていくと思いますが、その手法が最初は学問からの受け売りだったとしても、次第に自分用にカスタマイズしていくことが大切です。あたなだから勝てる手法をあなた自身の手で作り上げていく。やりがいがありますね。
3.根性を持ち合わせていない偉大なトレーダーなんて聞いたことがない。成功するには勇気も必要さ。挑戦するための勇気、失敗に対する勇気、成功することへの勇気、そしてうまくいかない時でもやり続けようとする勇気だよ
10年間でファンドの規模を2500倍にしたマイケル・マーカスの言葉です。
投資をされる方はすでにご存じと思いますが、投資行動には本当に勇気を必要とします。勝っていれば勝っているなりの、負けていれば負けているがゆえの、そしてうまくいかない時に根性据えて負けの原因を掘り起こしてみたり、徹底的に研究をし直す勇気、諦めない勇気。
4.絶対に負けられないと感じながら始めるほうが余程良い
人は「したいこと」よりも「したくないこと」のほうにより執着します。ですから勝つ喜びよりも負ける痛みのほうが記憶に残ります。
「勝ちたい」と思ってやるよりも、「絶対に負けられない」と思いながらやったほうが、投資行動の中で強い動機付けになります。負けないことを意識すれば、勝ちは自然に積み上がっていきます。
5.「辛抱、辛抱、辛抱」と自分に言い聞かせるようにしています。トレードする前に、状況が整うまで待つようにしています
相場は常に動いていますから、検討を無視して動きたくなるときがあります。そういうときには、検討もリハーサルも充分ではないところへ飛び込むわけですから、うまくいかないことのほうが多くなります。相場には、「買う」、「売る」、「休む」の3つがありますが、「休む」をうまく使いこなすことが大切です。