損する株投資をしないために最初にやっておきたい7つの準備

投資を始めようと決めたら、とにかく何か買ってみたくなりますよね。でもいざ行動するとなれば何を買えばいいのか、いつ買えばいいのか迷います。そこで銘柄選択を投資雑誌やネットの情報に頼る方も多いのではないでしょうか。

ところが、何の研究もせずに利益を上げられるほど相場は簡単ではないために、最初でつまずき、そのまま市場から去ってしまうということが起こり得ます。

そこで、損失を抑えて株投資で利益を上げていくためにはどんな準備が必要かについて考えてみましょう。

 

1.世界のお金の蛇口を握っているものの把握とその影響を知ろう

投資を行う場合の大前提として、まずは次の2つを押さえることが大切です。

1.世界のお金の蛇口を握っているものの把握

世界のお金の蛇口を操作しているのは各国の中央銀行です。日本で言えば日銀ですし、アメリカではFRB、欧州ならECBです。これら各国の中央銀行は景気の動向を見ながらお金の蛇口を開けたり閉めたりして、市場にあるお金の量を操作しています。今中央銀行は市場にお金を流そうとしているのか(金融緩和)、それとも吸い上げて減らそうとしているのか(金融引き締め)を見ておくことは、株価の動向にも大きく関わることですから、常に気にしておく必要があります。

▶金融政策決定会合の日程

 

2.蛇口の開閉により何がどう動くのかを知る

中央銀行が蛇口の開閉を行うことにより、何に、どのような影響が出るのか、またその影響が出るタイミングを勉強しておきましょう。そのために使える道具の1つとしては、テクニカルな面では、国債金利のチャートと各国の指数チャートなどがあります。それらチャートは、影響の出るタイミングや、投資行動のタイミングを計るためだけでなく、「蛇口の開閉をいつ頃やりそうか」という予測をするうえでも参考になりますので、前もってある程度の準備をしておくことも可能にします。

▶米10年債利回り超長期月足チャート

▶日経平均超長期月足チャート

 

2.業績分析とテクニカル分析を勉強しよう

業績分析

業績分析といえば代表的なところでは四季報ですが、そこからさらに突っ込んだ調査をすることも考えてみるといいのではないでしょうか。例えば、注目した企業が将来的な展開をどう考え、どのようにその準備をしているのかなど、成長性・発展性に関わる情報を入手することができれば、それが株価に反映されてくる可能性が高くなります。

 

テクニカル分析

投資効率を上げていくためには企業分析・業績分析だけでは足りません。さらにチャートなどのテクニカル分析をプラスすることで、より効果的な投資に結びつけていくことができるようになります。業績分析によって企業の現状と将来性を見極め、テクニカル分析によって株価がどこまで織り込まれているのかをチェックします。いくら業績が良くてもすでに株価が相当な割高状態にあればその投資はリスクが大きいと考えられます。

そしてもう一つ、テクニカル分析には良い側面があります。業績やニュースには修正や嘘が入ることがありますが、チャートは嘘をつきません。

 

3.自分に合う投資スタイルを選別しよう

人それぞれ性格が異なりますから、その人に合った投資法も異なります。せっかちな人とのんびりした人とでは成功しやすい投資スタイルが同じではありません。

 

4.それらをもとに利益の取れるトレード法を設定しよう

ここまで勉強してきたことを検討調整して、トレード法の骨格を作ります。ある程度の骨格が出来たら、それをバックテストしてみます。バックテストとは、過去のデータを使ってその投資法で確かに利益が取れるかどうかのチェックをすることを言います。そのトレード法に不備はないか、複数のデータを使って試してみます。

 

 

5.実際にトレードする時のルール決め(規律の設定)をしよう

トレード法が決まったら、その方法で損失を極限まで抑えつつ利益を取っていくためのルール作りをしましょう。「トレード法が決まっていればルールを決める必要はないのでは?」と疑問に思うことでしょう。しかし、実際に売買を始めてみると分かりますが、ルールを決めておかなければ、感情が邪魔して成績を上げることが難しくなります。損切りや利食いなどの売買ルールを前もって決めておくことで、感情ではなく目の前にある実績で行動を起こしていくことができるようになります。

 

6.トレードプランを立てよう

投資を始めて少なくとも2~3年は勉強期間と見る必要があります。初めは投資に充てる資金の一部だけを使うのが理想的です。最初は分からないことも多く、研究検討ミスなども数多く発生します。また最初から全力で投資してしまうと、そのぶん売買時の緊張も強くなり、判断を誤る原因にもなりかねません。成功するトレーダーとしてスムーズに進んでいくためにも、最初の頃の資金の投入枠と、熟練後の投入枠を前もって計画立てておきましょう。

 

7.トレード日記を準備しよう

トレードを始めたら日記を付けるようにしましょう。そのためのトレード日記を準備しておきしましょう。トレード日記には以下のような事柄を記入しておけば、現在、そして今後のために役立ちます。

トレード日記に書くことリスト

何を売買したか

売買した時間

※このデータが蓄積していくと、1日のうちの何時頃に売買をした時に成績が良いのかなどの傾向がわかってきます

トレードの理由

※理由を書くことになっていれば、書くほどの理由がない売買を避けることができます。また、どんな理由の時に失敗しやすいのか、どんな理由が成功しやすいのかも分かってきます。

●そのトレードに対する自信度

※5段階でもいいですし10段階でもいいので、確信があるかどうかのランク付けをしておきましょう。

利益目標

※希望的観測による目標値ではなく、業績分析、チャート分析などを総合的かつ現実的に見極めた目標でなければなりません。目標を設定することで、どのあたりで利益確定売りを始め、手仕舞いをどうするのかを前もって決めておくことができ、感情を排除した行動効果を得ることができます。

損切り値の設定

損切りの設定値を決めておき、実際にそのように行動します。

●トレードの結果の損益

今回のトレードでどれくらいの損益が出たのかを記録します。

保有期間

 

トレード日記は時折読み返してチェックする習慣を付けます。これにより、トレードの成功パターンと損パターンが見えてきますし、それによってトレード法をさらにより良いものにしていくことができます。

 

 

 

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